今回の講座の導入文
みんな、Pythonを使ってプログラミングする時に、コードの再利用性や可読性って大事やと思わへん?例えば、同じ計算を何回も書くのはめんどくさいし、誰が見ても分かりやすい方がいいやんか。そこで登場するんが「関数」や!関数を使うことで、同じ処理を何度でも使いまわせるし、コードがスッキリして読みやすくなるんやで。
この章では、関数の基本構造や使い方を学んでいくから、しっかりついてきてな!関数をマスターすれば、もっと楽しいプログラミングライフが待ってるで!
① 関数の概念と役割:コードの再利用性と可読性
関数ってなんや?それは、特定の処理をまとめて一つの名前で呼び出せる便利なものやねん。例えば、料理のレシピみたいなもんや。レシピには材料や手順が書いてあって、それを見ながら料理するやろ?関数も同じで、必要な処理をまとめておいて、必要な時に呼び出すことができるんや。
コードの再利用性
- 同じ処理を何度も書かんで済むから、時間の節約になるで。
- 例えば、足し算や掛け算の処理を関数にしてしまえば、何回でも使えるし、間違えることも少なくなる。
可読性の向上
- コードがスッキリするから、他の人が見ても理解しやすい。
- 関数の名前を見れば、何をしてるかが分かるから、コードを読むのが楽になるで。
関数を使うことで、プログラム全体が読みやすく、管理しやすくなるんや。これが、関数の大きな役割やで!さあ、次は関数をどうやって定義するかを見ていこうか!
② 関数の定義:def キーワードの使用
さて、次は関数を実際に定義する方法や!関数を定義する時には、「def」っていうキーワードを使うんや。これを使うことで、Pythonに「これから関数を作るで!」って教えてあげるんやな。
関数の定義の基本構造
関数を定義する時の基本的な形はこんな感じやで:
def 関数名(引数):
# 処理内容
return 戻り値
- 関数名:何をする関数かが分かるような名前をつけるんが大事やで。
- 引数:関数に渡す値のことや。これを使って、関数の動作を変えたりできるんや。
- 処理内容:実際に行いたい処理を書く場所や。
- 戻り値:関数から返したい値があったら、return文を使うんやで。
例を見てみよう
例えば、二つの数字を足す関数を定義してみるで:
def 足し算(a, b):
return a + b
ここでは、「足し算」っていう関数を作って、引数に二つの値を渡すんや。関数内ではその二つを足して、結果を返すようになってるで。
関数を定義することで、処理を簡潔にまとめられるから、どんどん使っていこうな!次は、実際に関数を呼び出す方法を見ていくで!
③ 関数の呼び出し方とパラメータの渡し方
さあ、次は関数を実際に呼び出す方法を見ていこう!関数を定義したら、あとはそれを呼び出して使うだけやで。ここでは、関数の呼び出し方と、パラメータを渡す方法について説明するで!
関数の呼び出し方
関数を呼び出すときは、定義した関数名を使って、その後に括弧をつけて引数を渡すんや。基本的な形はこんな感じや:
関数名(引数1, 引数2)
例を見てみよう
さっき定義した「足し算」関数を使ってみるで:
結果 = 足し算(3, 5)
print(結果)
ここでは、「足し算」関数を呼び出して、3と5を渡してるんや。関数はこの二つの値を足して、結果を返してくれる。最後に、print関数を使ってその結果を表示してるんやで。
パラメータの渡し方
関数に渡す引数は、数値だけやなくて、文字列やリストなんかも使えるで。例えば、文字列を結合する関数を作るとしたらこんな感じや:
def 文字列結合(文字列1, 文字列2):
return 文字列1 + 文字列2
これを呼び出す時はこうなる:
結果 = 文字列結合("こんにちは、", "世界!")
print(結果)
ここでは、二つの文字列を渡して、結合した結果を表示するんや。パラメータを上手く使うことで、関数がもっと柔軟に動くようになるで!
これで、関数の呼び出し方とパラメータの渡し方が分かったかな?次は、関数から値を返す「return文」について見ていくで!
④ return 文:関数からの値の返却
さて、次は「return文」についてや!関数を使う一番の目的は、処理をした結果を返すことやから、このreturn文がめっちゃ大事なんやで。
return文の役割
- 値を返す:関数内で計算した結果や処理したデータを、関数の外に返すことができるんや。
- 関数の呼び出し元で使える:return文で返した値は、関数を呼び出した場所で受け取ることができるから、後でその値を使ったり、表示したりできるんや。
例を見てみよう
さっきの「足し算」関数の例を使って、return文の働きを見てみるで:
def 足し算(a, b):
return a + b
この関数は、二つの引数を足して、その結果を返してくれる。呼び出し方はこんな感じや:
結果 = 足し算(10, 20)
print(結果)
ここでは、10と20を足して、その合計の30が返されるんや。これをprint関数で表示してるから、コンソールには「30」って出力されるで!
return文の使い方のポイント
- 複数の値を返す:return文は一つだけやけど、タプルを使って複数の値を返すこともできるで。例えば:
def 足し算と引き算(a, b):
return a + b, a - b
こうすることで、足し算と引き算の結果を同時に返せるんや。呼び出す時はこんな感じや:
合計, 差 = 足し算と引き算(15, 5)
print(合計) # 20
print(差) # 10
これで、return文の使い方が分かったかな?関数の結果を扱う時には、return文が欠かせへんで!次は、関数の説明書みたいな「ドキュメンテーション文字列(docstring)」について学んでいくで!
⑤ ドキュメンテーション文字列(docstring)の作成と活用
さて、最後は「ドキュメンテーション文字列」、略して「docstring」についてや!これは、関数が何をするかを説明するためのもので、コードの可読性を高めるためにめっちゃ重要なんやで。
docstringの役割
- 関数の説明:関数が何をするのか、どんな引数を受け取るのか、どんな値を返すのかを記述することができるんや。
- コードの理解を助ける:他の人がコードを見た時に、その関数の使い方や意図がすぐに分かるようになるで。
docstringの書き方
docstringは、関数の定義のすぐ下に三重のクォート(”””または”’)で囲って記述するんや。基本的な形はこんな感じや:
def 関数名(引数):
"""ここに関数の説明を書く"""
return 戻り値
例を見てみよう
先ほどの「足し算」関数にdocstringを加えてみるで:
def 足し算(a, b):
"""二つの数を足して、その結果を返す関数"""
return a + b
これで、この関数が何をするのかが一目で分かるようになったな!docstringを書いておくことで、後で見返した時にもすぐに理解できるし、他の人が使う時にも便利や。
docstringの確認方法
書いたdocstringは、関数の__doc__
属性を使って確認することもできるで。例えば:
print(足し算.__doc__)
これを実行すると、「二つの数を足して、その結果を返す関数」って出力されるんや。これで、関数の説明を簡単に確認できるで!
これで、docstringの作成と活用方法が分かったかな?関数を作る時は、必ずdocstringも書くようにして、みんなが使いやすいコードにしていこうな!これで関数とモジュールの基本的な知識はバッチリや!次は、もっと応用的なことを学んでいくで!
【Pythonの関数とモジュール】関数の定義から使い方、具体例までを楽しく学ぼう!