【Pythonのcollectionsライブラリ】データをスマートに扱う!defaultdictやOrderedDict、namedtupleの使い方を徹底解説!

※関数の書き方・実行結果に誤りがあるケースがあります。随時修正中です。また誤りに気づかれた方はこちらからご連絡頂きますとめちゃ嬉しいです。

目次

講座の導入文

みんな、Pythonの世界へようこそや!今日は「Collections」っていうライブラリの中から、特殊なデータ構造について見ていくで。これらのデータ構造は、普段のプログラミングをもっと便利にしてくれるんや。

例えば、友達と遊ぶときに「誰が何回ゲームをしたか」を数えたいとするやろ?その時にCounterがあれば、サクッとカウントできるんや。逆に、両端からデータを追加したり取り出したりしたいときはdequeが便利やし、デフォルト値を持つ辞書を作りたいならdefaultdictを使うとええ。順序が大事なデータにはOrderedDictがピッタリやし、名前付きのデータを簡単に扱いたいならnamedtupleが役立つで。

これらのデータ構造を使いこなすことで、よりスムーズにプログラミングができるようになるから、一緒に楽しみながら学んでいこうな!

① Counter:要素の出現回数のカウント

Counterは、リストやタプルの中にある要素が何回出現するかをカウントしてくれる便利なツールやで。これを使うことで、データの分析が簡単にできるんや。

使い方の例

例えば、フルーツのリストがあったとするで。これを使って、どのフルーツが何回出てきたかをカウントしてみよう!

from collections import Counter

fruits = ['apple', 'banana', 'orange', 'apple', 'orange', 'banana', 'banana']
fruit_count = Counter(fruits)

print(fruit_count)

結果の解説

上のコードを実行すると、フルーツの出現回数が表示されるで。例えば、Counter({'banana': 3, 'apple': 2, 'orange': 2})みたいに出てくるんや。これで、どのフルーツが人気かすぐにわかるな!

まとめ

Counterを使うことで、データの出現回数を簡単に数えられるから、データ分析や集計作業がぐっと楽になるんや。次は、さらに便利なdequeを見ていこう!

② deque:両端キュー

deque(デック)は、両端からデータの追加や削除ができる特別なリストやで。普通のリストは、最後の方からしかデータを追加したり削除したりできひんけど、dequeを使うと両端から操作できるから、効率的にデータを扱えるんや。

使い方の例

例えば、タスクの管理をするアプリを作るときに、タスクを両端から追加したり取り出したりしたい場合にdequeが役立つで。ちょっと見てみよう!

from collections import deque

# dequeを作成
tasks = deque()

# タスクを両端から追加
tasks.append('タスク1')  # 右端に追加
tasks.appendleft('タスク2')  # 左端に追加

print(tasks)

# タスクを両端から取り出す
completed_task = tasks.pop()  # 右端から取り出し
print(f'完了したタスク: {completed_task}')

next_task = tasks.popleft()  # 左端から取り出し
print(f'次のタスク: {next_task}')

結果の解説

上のコードを実行すると、タスクの追加や取り出しの様子がわかるで。タスクを両端から操作することで、柔軟に管理できるのが大きなポイントや!

まとめ

dequeを使うことで、データの追加や削除が両端からできるから、特にキュー(待ち行列)やスタック(積み重ね)を扱うときに便利やね。次は、defaultdictについて学んでいこう!

③ defaultdict:デフォルト値を持つ辞書

defaultdictは、標準の辞書にデフォルト値を設定できる便利な辞書やで。普通の辞書では、存在しないキーにアクセスしたらエラーが出るけど、defaultdictやとあらかじめ定義したデフォルト値を返してくれるから、エラーを気にせんでええんや。

使い方の例

たとえば、学生の得点を集計する場合に、defaultdictを使うと便利や。得点がまだ登録されていない科目に対しても、自動的に0を返してくれるで。ちょっと見てみよう!

from collections import defaultdict

# defaultdictを作成し、デフォルト値を0に設定
scores = defaultdict(int)

# 得点を追加
scores['数学'] += 90
scores['英語'] += 85
scores['科学'] += 95

# 存在しない科目の得点を表示
print(scores['歴史'])  # ここはデフォルト値0が返される

# 得点の一覧を表示
print(scores)

結果の解説

上のコードを実行すると、得点が登録された科目とデフォルト値の結果が表示されるで。scores['歴史']を参照すると、何も登録されていないにもかかわらず0が返ってくるのがわかるやろ。

まとめ

defaultdictを使うことで、辞書の操作がより柔軟になり、エラーを気にせずにデータを扱えるようになるんや。次は、OrderedDictについて学んでいこう!

④ OrderedDict:順序付き辞書

OrderedDictは、挿入した順序を保持する特別な辞書やで。普通の辞書はPython 3.7以降では順序を保持するようになったけど、OrderedDictはその前から順序を意識した動作をしてたんや。これを使うことで、データの順番が大事な場合に便利やね。

使い方の例

たとえば、プロジェクトのタスクを順番に管理したい場合にOrderedDictを使うと、タスクの順序を崩さずに管理できるで。ちょっと見てみよう!

from collections import OrderedDict

# OrderedDictを作成
tasks = OrderedDict()

# タスクを追加
tasks['タスク1'] = 'データ収集'
tasks['タスク2'] = 'データ分析'
tasks['タスク3'] = 'レポート作成'

# タスクの順序を表示
for task, description in tasks.items():
    print(f'{task}: {description}')

結果の解説

上のコードを実行すると、タスクが追加した順番通りに表示されるで。OrderedDictを使用することで、タスクの順序を意識しながら管理できるのがポイントや!

まとめ

OrderedDictを使うことで、データの順序を保持しながら辞書を扱えるから、特に順番が大事な場面で活躍するんや。次は、namedtupleについて学んでいこう!

⑤ namedtuple:名前付きタプル

namedtupleは、タプルに名前を付けて、よりわかりやすくデータを管理できるようにしたもんや。普通のタプルはインデックスでアクセスするけど、namedtupleを使えば、名前でアクセスできるから、コードが見やすくなるで!

使い方の例

例えば、学生の情報を管理する場合に、名前付きタプルを使うと、各項目に名前を付けてアクセスできるんや。ちょっと見てみよう!

from collections import namedtuple

# namedtupleの定義
Student = namedtuple('Student', ['name', 'age', 'score'])

# 学生の情報を作成
student1 = Student(name='太郎', age=20, score=85)
student2 = Student(name='花子', age=22, score=90)

# 学生の情報にアクセス
print(f'{student1.name}の年齢は{student1.age}歳、得点は{student1.score}点やで。')
print(f'{student2.name}の年齢は{student2.age}歳、得点は{student2.score}点やで。')

結果の解説

上のコードを実行すると、学生の情報に名前でアクセスして、わかりやすく表示できるで。インデックスを気にせんで済むから、コードがずっと読みやすなるんや!

まとめ

namedtupleを使うことで、データをより直感的に扱えるようになり、コードの可読性が向上するんや。特に、複数の関連データをまとめて管理する場合に便利やで。これで、collectionsライブラリの特殊なデータ構造についての紹介は終わりや!次の章では、さらに面白いことを学んでいこう!

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